山茶碗(やまぢゃわん)
左: 口径約14p 高さ約5p 鎌倉時代 (約700年前)
山の斜面(しゃめん)の地下に掘られた、トンネルのような窯(かま)で焼(や)かれたやきものです。こうした窯は多治見市内に数多くつくられ、山茶碗を焼いた窯跡(あと)は、わかっているだけでも380ヶ所もあります。製品(せいひん)のほとんどは碗(わん)や皿(さら)で、きまった形や大きさに形づくられ、窯の中でつみ重ねて焼かれた大量生産品(たいりょうせいさんひん)です。山に行くと、うまく焼けなかった製品がごろごろ捨(す)てられているから、などの理由(りゆう)で「山茶碗」という名前があるともいわれています。
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